キレーションは福岡の木村専太郎クリニックへ

血管を綺麗にする「キレーション」(若返りの術)

はじめに

「キレーション」という言葉は、ギリシャ語の「蟹の爪」を意味する「キーレー(chele)」に由来し、キレート剤が血中や組織の重金属を「蟹の爪のように挟んで」尿中に排泄させることから、「キレーション(chelation)」という言葉が生まれた。血管や血液を綺麗にするから「キレーション」が、一番簡単な説明のようである。

キレート剤とは?

キレーションに使う薬剤をキレート剤という。代表的なキレート剤は、EDTA(ethylene-diamino-tetra-acetate)であり、1934年にドイツで合成されたアミノ酸剤である。
このキレート剤は、カルシウムをキレートする(挟む)ことから、血液の抗凝固剤に使われている。1950年代初頭に米国で発生した鉛中毒の症例に使われた。その後EDTAを使用した患者の中に、狭心症症状が軽快した症例があきらかになり、動脈硬化の改善に効果があることが判明した。

キレート剤の種類

前に述べたEDTAは、点滴静注で使用する。その構造式の蟹の爪の中に「カルシウム」を入れた「カルシウムEDTA」と「マグネシウム」入りの「マグネシウムEDTA」があり、使う用途が異なる。
「カルシウムEDTA」は、カルシウム以外の重金属(鉛、カドミウム、砒素、水銀など)を体外に排泄し、「マグネシウムEDTA」は、カルシウムを始めとして多価金属を排泄させるために、主に動脈硬化症の改善に使う。
経口キレート剤には、DMSA(ジメルカプト・琥珀酸)とDMPSがあるが、DMSAは入手可能。これらはどのような疾患に効くか?

朗報!動脈硬化症を改善

脳動脈硬化症、心臓冠状動脈硬化症、下肢動脈硬化症の改善に効果がある。
とくに糖尿病性動脈硬化症による跛行や潰瘍形成、壊疽の改善に良い成績を残している。冠状動脈硬化症の症状改善には、ステントやバイパス手術が盛んであるが、結局生存率は、あまり大差はないために、狭窄再発防止や動脈硬化の予防による延命効果にもキレーションが望ましい。
これらの結果から「アンチ・エージング法」の一環として「キレーション」が、脚光を浴びている。

重金属汚染

日本人は魚を食べるので、水銀による重金属汚染がひどい。
また、車の排気ガスや水道水利用のためによる鉛の汚染、タバコや米食によるカドミウム汚染なども考慮に入れる必要がある。
これら重金属汚染のために、色々の症状が発現している。倦怠感、頭痛、めまいと立ちくらみ、いらいら感、冷感、風邪引き易さ、便秘と下痢、下肢の浮腫、肩こり、関節や筋肉痛、蕁麻疹などの不定愁訴も重金属の体内汚染による場合があるために、毛髪分析や後述する経口キレート剤を服用して、尿分析を行う誘発試験などの鑑別診断を行うことが出来る。
重金属を排泄させるためには、幸いにも経口剤のなど「DMSA」や「DMPS」を用いる方法があり、自宅での服用が可能で外来での加療が可能である。現在「DMSA」が広く使われている。

重金属誘発試験(尿)

「DMSA」500mgを深夜に服用する。服用直前の尿と服用後6時間の蓄尿の一部をアメリカに送って、体内の重金属の排泄状況を検査する。文末の表は、木村專太郎自身の誘発試験後の結果である。水銀が高度汚染、鉛と砒素の汚染も著明である。之は私に特有ではなく、通常の日本人の汚染状態と考えてよい。
汚染改善のために、現在「DMSA」100mgを各深夜に3日間連続服用し、4日休み、ただ今3クール目である。4クール後に誘発試験をして、汚染程度の経過を見る予定である。その結果を見て、さらに腎機能を見ながら、「DMSA」のさらなる投与を考えて、将来の課題としたい。
木村專太郎の尿誘発試験の結果▲木村專太郎の尿誘発試験の結果(水銀・鉛・砒素汚染著明)

重金属汚染と動脈硬化症の関係

経口剤「DMSA」や点滴用キレート剤「カルシウムEDTA」を使って重金属汚染を排出させると、動脈硬化による「狭心症様症状」や「間歇性跛行」が改善することが分かっている。そのために、動脈硬化のための「マグネシウムEDTA」の点滴静注療法と、重金属のための経口「DMSA」を併用するとよい。

高濃度ビタミンC療法の効果

最近は高濃度ビタミンCが、ガンの治療によく効くことが分かっている。それに加えて、高濃度ビタミンC投与が動脈硬化の血管に対し「キレート」効果もあることが分かっている。
ビタミンCを25g~50g、週1回から2回を投与すると、その症状改善の目的を到達できる。動脈硬化症改善に「マグネシウムEDTA」の点滴静注療法を週2回行うときは、そのうちの一度は高濃度ビタミンC療法に置きかえると、ビタミンCが脳組織に満ちて気分も爽快になり、「キレーション」の裏技として重宝である。

血管若返り、すなわち体、若返りのための術

長年糖尿病のある方、頚動脈エコーで動脈硬化のある方、若さを保ちたい方で、まだ症状の発現のない方は、月2回の点滴静注療法による「マグネシウムEDTA」療法を通常お勧めする。
さらに経口剤「DMSA」を、4クールを併用し、高濃度ビタミンC療法をくわえると、ガン予防にもなり、「鬼に金棒」かな?と思っている。
これらは動脈硬化の直接的の改善と重金属汚染を改善して動脈硬化を間接的に改善する相乗効果を狙っている合理的な方法である。色々の組み合わせで患者の好みに合わせた「Tailormade」のキレーションが出来ると考えている。

キレート剤は、全て輸入品

キレーションの認定証キレーションに主な必要な薬剤は全て個人輸入品で、保険診療でないことが残念である。
平成20年と今年、日本点滴研究会主催の講演会に出席し、4月に行われた認定試験に合格した。その際、キレート剤の輸入法やその使用法を詳細に教授して戴いた。

おわりに

キレーションに興味をもたれた方に対し、分かり易いように解説したつもりである。今後の健康維持、若さ保持のための一助のヒントになれば、幸いである。

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