浅在静脈には、足首の内側、大腿部の内側を走る大伏在静脈系と足首の後部から膝窩部(しっかぶ/膝のうしろ)に走る小伏在静脈系があります。 まず、下肢静脈瘤がこの大伏在静脈系に属するか、小伏在静脈系に属するかを検査し、深部静脈が働いているかを調べます。 調査方法は次項のように、静脈造影法、超音波法、弾力包帯を巻いて歩行して検査するなど、主に3つの方法があります。
当クリニックでは、(3)の静脈造影は通常行いません。
一番安全で安価な(1)エコー法と(2)包帯圧迫法の2つの方法を用いています。
深部静脈の開存が確認できた場合、硬化療法を行います。硬化剤は、血液を固まらせるので危険です。 しかし、適量以下を使用し、決まった注意の下に行うと安全です。 また、私の使用する硬化剤は皮膚にも安全です。
当クリニックでは過去5年間で、約200人の硬化療法を安全に行っており、結果も良好です。 副作用もほとんどありません。硬化療法後に軽い黒い着色が10人中1〜2人に起こることがありますが、 通常の場合、時間の経過とともに着色は軽くなり、消えるようです。静脈瘤の程度により硬化療法手技が2〜3回必要な場合もあります。